ダイヤル式の金庫が開かず、番号もわからない…最終手段として、金庫を破壊して開ける「破壊開錠」という方法があります。今回は、金庫の破壊開錠について、費用と注意点、依頼先について解説します。破壊開錠とは、ドリルなどの工具を使って、金庫の扉やダイヤル部分を破壊し、強制的に金庫を開ける方法です。破壊開錠を行うと、金庫は使用できなくなります。また、金庫の種類や状態によっては、破壊開錠ができない場合もあります。破壊開錠の費用は、金庫の種類や大きさ、破壊の程度などによって異なりますが、一般的に、数万円から数十万円程度が相場です。また、出張費や作業費などが別途かかる場合があります。業者によっては、破壊開錠後の金庫の処分費用がかかる場合もあります。破壊開錠を依頼する際には、いくつか注意点があります。まず、必ず事前に、金庫を破壊することに同意する必要があります。破壊開錠は、金庫を元に戻せない不可逆的な作業であるため、慎重に検討しましょう。次に、身分証明書や金庫の所有権を証明する書類（保証書や領収書など）の提出を求められる場合があります。これは、犯罪防止のためです。また、賃貸住宅の場合は、大家さんや管理会社に、破壊開錠の許可を得る必要があります。無断で破壊開錠を行うと、損害賠償を請求される可能性があります。破壊開錠の依頼先としては、鍵の専門業者や、金庫の販売店などがあります。業者を選ぶ際には、複数の業者から見積もりを取り、料金やサービス内容を比較検討することをおすすめします。また、実績や評判なども確認し、信頼できる業者を選ぶようにしましょう。破壊開錠は、金庫を開けるための最終手段です。費用や注意点などを十分に理解した上で、慎重に検討しましょう。