車のドアが開かなくなってしまった時、すぐに業者を呼ぶ前に、自分でできる応急処置を試してみましょう。ただし、無理に行うと、ドアや鍵を破損させてしまう可能性があるため、注意が必要です。今回は、車のドアが開かない場合に、自分でできる応急処置と注意点について解説します。まず、内側からも外側からもドアが開かない場合は、チャイルドロックがかかっていないか確認しましょう。チャイルドロックは、後部座席のドアに付いていることが多く、ドアの側面にあるレバーやスイッチで操作できます。次に、鍵穴やドアハンドル周辺に、異物が詰まっていないか確認しましょう。小さなゴミやホコリが、鍵の動きを妨げている可能性があります。エアダスターや細いピンなどを使って、異物を取り除いてみましょう。また、冬場は、ドアロック機構が凍結している可能性があります。解氷スプレーを使用したり、ドライヤーで温めたりすることで、解決できる場合があります。ただし、熱湯をかけると、ドアや塗装を傷める可能性があるため、避けてください。内側からは開くのに外側から開かない場合は、アウターハンドル(外側のドアハンドル)周辺を軽く叩いてみましょう。衝撃を与えることで、内部の部品の引っかかりが外れ、ドアが開くことがあります。ただし、強く叩きすぎると、ドアを傷つけてしまう可能性があるため、注意が必要です。外側からは開くのに内側から開かない場合は、インナーハンドル(内側のドアハンドル)周辺を軽く叩いてみましょう。衝撃を与えることで、内部の部品の引っかかりが外れ、ドアが開くことがあります。ただし、強く叩きすぎると、ドアを傷つけてしまう可能性があるため、注意が必要です。これらの応急処置を試してもドアが開かない場合は、無理に開けようとせず、JAFや加入している自動車保険のロードサービス、ディーラー、整備工場などに連絡しましょう。自分で無理に開けようとすると、ドアや鍵を破損させてしまい、修理費用が高額になる可能性があります。